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こんにちは。久しぶりの更新になってしまいましたが、今回はフィンランドの大学生活について書いてみようと思います。 フィンランドの大学について フィンランドの大学は日本のような総合大学と職業系の大学の大きく二つにわけることができます。大学の数は少なく、入学することも簡単ではありません。入学試験では課題図書についての問題が出題されるため、大学に入って自分で勉強していく力があるかどうか試されるようです。大学では基本的に学部3年、修士2年の計5年間学びます。学費がかからず途中で専攻を変えることも可能であるため、5年以上在籍することも割と普通です。また、社会で働いてから大学に戻ってくる人も多いため、大学ではいろんな年齢の人が学んでいます。 フィンランドでは修士の学位がないと働くことができない職業も多いため、学生たちは学ぶために大学へ来ているという様子でした。また大学で勉強していく力のある学生のみであるため、レベルも高く、大学は学問をやる場所であるということをとても感じました。 授業について 日本との大きな違いは、時間や単位数が授業ごとに異なるということです。日本の大学のように1限は9:00~10;30というような規定もなく、授業時間はバラバラです。90分が基本ですが、45分のものもあれば、3時間程度の授業を5回程度行うというものもあります。 フィンランドでは、ヨーロッパ共通のECTSという単位制度が導入されていて、1単位=27時間の学習という規定があります。27時間のなかには講義、課題など全て含まれています。単位数が多ければ、必要となる学習時間も多いということです。 成績について ECTSという単位制度では、成績は5段階でつけられます。1~5で表されますが、最低段階の1を取るには50%の成績をとる必要があります。評価されるものは授業によって異なりますが、試験のみで評価されるものも多いです。私が受けていた授業の大半は試験のみで評価されました。出席は日本ほど重視されず、4回休んだら再度履修する必要があるというような規定がある授業も多く、出席することがプラスになるというわけではありませんでした。また、試験の他にエッセーがある場合、そちらでも最低50%の成績を取らなければ単位をとることはできません。 試験のみで評価されるものが多かったため、とても結果を重視しているなと感じました。しかしそのように評価されることはとても平等だと思いました。 フィンランド語について 英語で行われている授業も多いですが、大半の授業はフィンランド語で行われています。そのため、事前に自分が勉強したいことが英語で履修できるのかということを確認しておくことが大切です。マスタープログラムの場合、英語で学位を取得できるものが多数あります。 大学では、留学生向けにフィンランド語の授業も開講されています。フィンランドでは割と英語で生活できてしまうのですが、フィンランド語を学ぶこともとても有益なことだと思います。 ちなみに、今earth music ecologyのCMで使われているのがフィンランド語です! http://www.youtube.com/watch?v=B1zxgZWOZAA http://www.youtube.com/watch?v=dG62vx9PCII http://www.youtube.com/watch?v=UEx8KyoLAF4 設備について フィンランドの大学の設備はとても充実しています。私が勉強していたタンペレ大学には、24時間いつでも静かに勉強できるreading room、パソコンルームがありました。留学生活では自分のプリンターを持つことは難しいため、困ることがあるかと思いましたが、いつでも使えるパソコンルームがあったので、とても便利でした。さらにパソコンルームで印刷する場合、毎学期200枚まで無料です。いつでも無料で印刷できるということで、学生に対して大学側が勉強に専念する環境を保障してくれていると感じました。 学割について 社会保障が充実しているフィンランドですが、学生であるということで様々な割引があります。例えば、大学の食堂では、2.5€ぐらいで食事をすることができます。バイキングスタイルで、パン、サラダ、メイン、飲み物を好きなだけ食べることができます。また、博物館でも学生割引があったり、バスや電車の運賃も安くなります。 サークル、大学行事について 日本の大学と比べて、サークルは充実していません。Student organizationがありますが、サークルの数は少なく、ほとんどの学生が所属していないようでした。日本のように学園祭などもありません。しかし5月1日はフィンランド全体でVappuと呼ばれる学生中心のお祭りがあります。学期末の時期ですが、その前後には試験を行わないなどの配慮もされています。 このようにフィンランドの大学は日本とは位置づけも雰囲気も異なり、とても面白いなと思いました。この記事を通してフィンランドの大学について少しでも知ってもらえると嬉しいです。 タンペレ大学の写真
by eucircle
| 2012-12-18 15:57
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